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24金とは?純金との違いや特徴、価値の見極め方まで徹底解説!

「24金ってよく聞くけど、結局どんな金なの?」「18金や純金と何が違うの?」と疑問に思ったことはありませんか? ジュエリーや貴金属の買い取り・販売などでよく登場する24金ですが、その定義や特徴、価値について正しく理解している人は意外と少ないものです。

本記事では、24金の特徴からほかの金種(18金・14金など)との違い、さらに購入や売却時に気を付けたいポイントまで、分かりやすく解説します。24金について正しい知識を身に付けたい方、買取や資産運用を検討している方に役立つ情報をお届けします。

目次
  • 1. 24金とは何か?
    • 1-1. 24金の定義と純度
    • 1-2. 純金と24金の違いは?
    • 1-3. ほかの金(18金・14金など)との違い
  • 2. 24金の見分け方と確認方法
    • 2-1. 刻印で24Kかを確認する
    • 2-2. 刻印がない場合の見分け方
  • 3. 24金の相場・価格と将来性
    • 3-1. 現在の24K相場と買取価格の目安
    • 3-2. インゴットと24K製品の価格の違い
    • 3-3. 2025年以降の金相場の予測
  • 4. 24金を購入・売却する際のポイント
    • 4-1. 購入時に注意すべきこと
    • 4-2. 売却時に損をしないためのコツ
    • 4-3. 信頼できる業者の見極め方
  • まとめ

1. 24金とは何か?

金製品には、さまざまな「K(カラット)」や「Au(元素記号)」の表記が見られます。中でももっとも価値が高く、純度が高いとされるのが24金です。ここでは、その定義やほかの金種との違いを詳しく見ていきましょう。

1-1. 24金の定義と純度

24金は、金の含有率が99.9%以上のものを指し、純金(じゅんきん)として扱われます。ジュエリーやインゴット(金の延べ棒)などに使われる金の純度は、24分率で表されます。これは「24を基準としたときに、どれだけの割合で金が含まれているか」を示すものです。

例えば、24金は「24分の24が金である」という意味で、もっとも高い純度であることを示します。

1-2. 純金と24金の違いは?

「24金」と「純金」は、実質的には同じ意味で使われることが多いですが、厳密には製法や用途によって微妙な違いがあります。

  • 純金:天然の状態から不純物を取り除き、化学的に純粋な金(元素記号:Au)にしたものを指します。
  • 24金:市場で取引される金製品の純度表記として使われることが一般的です。例えば、インゴットや金貨の純度を示す際に「純金(24金)」のように併記されます。

ただし、日本の造幣局が発行する純金の金貨は、純度99.99%(フォーナイン)と定められています。一方、純度99.9%以上の金製品は「K24」と表記されることが多く、これも純金と見なされます。つまり、厳密な定義ではごくわずかな差があるものの、日常的な文脈では「純金=24金」と考えて差し支えありません

1-3. ほかの金(18金・14金など)との違い

24金が純金であるのに対し、18金や14金は金以外の金属を混ぜた「合金」です。これらの違いは「金の割合」にあり、その性質にも大きな影響を与えます。

  • 24金(純金):金の含有率は99.9%以上。非常に柔らかく、変形しやすいのが特徴です。そのため、ジュエリーとして日常的に身に着けるには不向きとされ、インゴットや記念金貨など、資産としての価値を重視する製品に多く使われます。
  • 18金(K18):金の含有率は75%です。残り25%には、銅や銀、パラジウムなどが含まれます。純金よりも硬度が高く、傷つきにくいのが特徴です。そのため、指輪やネックレス、ピアスなどのジュエリーにもっとも広く使われています
  • 14金(K14):金の含有率は58.5%です。18金よりもさらに硬く、傷や変形に強いのが特徴です。アクセサリーや万年筆のペン先、時計などに使われることがあります。

このように、金の純度によって、硬さや用途、そして価格が大きく変わってきます。純度が高いほど価値は高くなりますが、耐久性は下がります。

2. 24金の見分け方と確認方法

金製品を購入したり、売却したりする際には、それが本当に24金なのかを見極めることが重要です。ここでは、その代表的な方法を解説します。

2-1. 刻印で24Kかを確認する

もっとも手軽で確実な方法は、製品に刻まれている刻印を確認することです。24金製品には、以下のような刻印が施されているのが一般的です。

  • K24:日本の造幣局が定めた表示方法で、金の純度が24金であることを示します。
  • 24K:海外でよく見られる表示方法で、こちらも24金であることを示します。
  • 999または999.9:金の含有率が99.9%または99.99%であることを示す刻印です。国際的に広く使われています。
  • 千足金:中国や台湾で使われる表示方法で、こちらも純金であることを意味します。

ただし、これらの刻印はあくまで製造元が自主的に打つものであり、すべての製品に必ずしも正確な刻印があるとは限りません。特に海外製品や古い製品の場合、刻印がない、または偽造されているケースもあるため、刻印だけで判断するのは危険です。

2-2. 刻印がない場合の見分け方

刻印がない、あるいは本物か疑わしい場合は、以下の方法で簡易的な見分けが可能です。ただし、これらの方法はあくまで参考であり、正確な鑑定は専門家に依頼する必要があります。

磁石で確認する

金は非磁性体であるため、磁石には反応しません。もし製品が磁石に強く引きつけられるようであれば、それは金ではないか、金以外の金属が多く含まれている可能性が高いです。

水で体積を確認する

金の比重(単位体積あたりの質量)は非常に高く、約19.32です。これは、鉄(約7.8)や銅(約8.9)など、ほかの金属に比べてはるかに重いことを意味します。この特性を利用し、水を使って比重を測定することで、ある程度の真贋を判断できます。

  1. 1.まず、製品の正確な重さを量ります。
  2. 2.次に、水を入れた容器に入れ、水の増加量を測定して体積を算出します。
  3. 3.重さ(g)を体積(cm³)で割って比重を計算します。

もし比重が19.32に近ければ、純金である可能性が高いです。しかし、この方法は精密な計測が必要であり、家庭で正確に行うのは難しいでしょう。

試金石で削る

試金石(しきんせき)とは、貴金属の真贋鑑定に用いられる黒い石のことです。試金石に製品をこすりつけ、その削り跡を硝酸で溶かして反応を見ることで、金の純度をある程度特定できます。

この方法は、製品に傷をつけてしまうため、試す際には十分な注意が必要です。専門の買取業者や宝石店では、この方法を使って鑑定を行うことがあります。

3. 24金の相場・価格と将来性

24金は、その価値の高さから投資の対象としても注目されています。ここでは、現在の価格動向と将来の予測について解説します。

3-1. 現在の24K相場と買取価格の目安

金の価格は、世界の経済情勢や需要と供給のバランスによって日々変動しています。2025年現在、24金の相場は1gあたり17,000円前後と、過去に例を見ないほどの高値で推移しています。これは、数年前と比較しても大幅な上昇です。

金の買取価格は、この市場相場をもとに、業者が手数料や流通コストを差し引いて決定します。手数料は業者によって異なりますが、一般的には相場価格の数%~10%程度が差し引かれることが多いです。そのため、実際の買取価格は「当日の金相場 × 重量(g)」よりも少し低くなることを覚えておきましょう。

3-2. インゴットと24K製品の価格の違い

24金の価値は、それがインゴットジュエリーかによって評価方法が異なります。

  • インゴット:金地金(きんじがね)とも呼ばれ、資産としての価値が主です。純度と重量が明確に定められており、世界共通の基準で取引されます。そのため、価格は市場相場に連動し、買取や売却も比較的スムーズに行えます。
  • 24Kジュエリー:ネックレスや指輪などのジュエリーは、純金としての価値だけでなく、デザイン性やブランド、加工にかかったコストも価格に影響します。そのため、買取時にはグラムあたりの単価がインゴットよりも低くなることが一般的です。

例えば、同じ重さの純金でも、インゴットは相場に近い価格で売却できるのに対し、ジュエリーは加工費が考慮されないため、買取価格がインゴットの価値を下回ることが多いです。しかし、高級ブランドのジュエリーや希少なデザインのものは、地金の価値に加えて付加価値がつくこともあります。

3-3. 2025年以降の金相場の予測

金は、世界的な地政学リスクインフレの影響を受けやすい資産です。不確実な時代には、紙幣のように価値が変動しない「安全資産」として、金への需要が高まります。

  • 地政学リスク:戦争や政治的な緊張が高まると、投資家は株式や債券から金を買い求める傾向があります。
  • インフレ:物価が上昇し、通貨の価値が下がると、価値が安定している金が選ばれやすいです。

2025年以降も、世界経済の不安定さや主要国の金融政策によっては、金相場は高値維持またはさらなる上昇が予測されています。ただし、これはあくまで予測であり、金への投資を考える際は、常に最新の市場情報を確認することが大切です。

4. 24金を購入・売却する際のポイント

24金は高価な買い物であり、売却時にも慎重な判断が求められます。ここでは、損をしないための注意点を解説します。

4-1. 購入時に注意すべきこと

24金製品を購入する際は、以下の点をチェックしましょう。

  1. 1.刻印の確認:必ず「K24」「999」「999.9」などの刻印があるか確認しましょう。信頼できる店舗であれば、この刻印は正確です。
  2. 2.重量の確認:商品説明に記載されている重量(g)と、実際の重量が一致しているか確認しましょう。特にオンラインストアでは、実物のスケール感をイメージしにくいので、しっかり確認することが大切です。
  3. 3.価格表示の仕組みを理解する:インゴットの場合、価格は当日の金相場に準じます。ジュエリーの場合は、地金価格に加工賃やデザイン料、ブランド料が上乗せされます。価格の構成を理解することで、適正価格かどうかを判断しやすくなります。

4-2. 売却時に損をしないためのコツ

24金を売却する際は、以下の点に注意することで、より高い価格で買い取ってもらえる可能性があります。

  1. 1.複数の業者で査定を受ける:買取価格は業者によって異なります。複数の業者で査定を受け、もっとも高い価格を提示した業者を選びましょう。
  2. 2.相場価格を把握しておく:売却当日の金相場を事前に調べておきましょう。相場を把握しておくことで、提示された買取価格が適正かどうかを判断できます。
  3. 3.手数料や査定基準の確認:買取価格からどれくらい手数料が引かれるのか、査定基準は明確かなどを事前に確認しましょう。透明性の高い業者を選ぶことが大切です。

4-3. 信頼できる業者の見極め方

信頼できる業者を選ぶことは、安心して取引を行うためにもっとも重要です。以下の点を参考に業者を選びましょう。

  1. 1.金の取り扱い実績が豊富:長年の実績があり、金の専門知識を持った鑑定士がいる業者を選びましょう。
  2. 2.査定の透明性がある:目の前で計量してくれたり、買取価格の計算根拠を丁寧に説明してくれたりする業者は信頼できます。
  3. 3.口コミや評判を確認する:実際に利用した人の口コミや評判をオンラインで調べるのも有効です。

まとめ

24金は、その高い純度と安定した価値から、投資やジュエリーとして今も多くの注目を集めています。純金の中でももっとも純度の高い24金は、資産保全の選択肢としても有効です。

本記事で紹介した特徴や注意点を踏まえて、自分に合った金との付き合い方を見つけていきましょう。

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