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ロレックスの種類を一覧で徹底解説!スポーツ・クラシック・メンズ・レディース別に特徴と人気モデルが分かる

高級腕時計の王様ロレックス、「いつかは手に入れたい」と憧れる方も多いでしょう。

しかし、いざ検討し始めると「デイトナ」「サブマリーナー」など非常に多くの種類に驚くかもしれません。「種類が多すぎて違いが分からない」「自分に合うモデルは?」と悩むのも当然です。

この記事では、ロレックスの全ラインナップを体系的に理解できるよう、現行から廃盤モデルまでその「種類」を徹底解説します。2大カテゴリー(プロフェッショナル・クラシック)の特徴、歴史、機能、おすすめの層まで網羅的にご紹介します。

最後まで読めば、ロレックスの全体像が明確になり、あなたに最適な一本を見つける知識が身に付きます。

目次
  • 1. まずは全体像を把握!ロレックスの2大カテゴリー
    • 1-1. ①プロフェッショナル ウォッチ(スポーツモデル)とは
    • 1-2. ②クラシック ウォッチとは
  • 2. 【プロフェッショナル ウォッチ】ロレックスの種類と特徴
    • 2-1. コスモグラフ デイトナ
    • 2-2. ダイバーズ系(サブマリーナー/シードゥエラー/ディープシー)
    • 2-3. アドベンチャー系(エクスプローラー I/エクスプローラー II)
    • 2-4. パイロット・アビエーション系(GMTマスター II/エアキング)
    • 2-5. マリン系(ヨットマスター)
  • 3. 【クラシック ウォッチ】メンズ・レディースにも人気のロレックスの種類と特徴
    • 3-1. デイトジャスト
    • 3-2. デイデイト
    • 3-3. オイスター パーペチュアル
    • 3-4. コンプリケーション系(スカイドゥエラー)
    • 3-5. ドレスウォッチ系(パーペチュアル 1908)
  • 4. 知っておきたいそのほかの種類(廃盤モデル・文字盤)
    • 4-1. 廃盤の人気モデル(ミルガウス/ヨットマスター II)
    • 4-2. 天然素材の文字盤(シェル/メテオライト)
    • 4-3. 特殊なカラー・加工の文字盤(アイスブルー/コンピューター)
    • 4-4. 宝石を使用した文字盤(パヴェ/ダイヤモンド)
    • 4-5. そのほかのヴィンテージ文字盤(リネン/フラワー)
  • 5. ロレックスの種類で迷ったときの選び方
    • 5-1. 選び方①:着用シーンで選ぶ(ビジネス/カジュアル)
    • 5-2. 選び方②:機能性で選ぶ(防水/GMT/クロノグラフ)
    • 5-3. 選び方③:デザインやサイズ感で選ぶ
  • まとめ

1. まずは全体像を把握!ロレックスの2大カテゴリー

ロレックスの膨大なコレクションは、その目的とデザインから大きく2つのカテゴリーに分類されます。まずはこの全体像をつかむことが、ロレックス理解への近道です。

1-1. ①プロフェッショナル ウォッチ(スポーツモデル)とは

「プロフェッショナル ウォッチ」は、特定の職業や過酷な環境での使用を想定したモデル群です。「スポーツモデル」や「スポロレ」とも呼ばれ、高い機能性と圧倒的な耐久性が特徴です。

ダイバー、パイロット、探検家、レーサーなどの要求に応えるため、防水性、GMT機能(複数時間帯表示)、クロノグラフ(ストップウォッチ機能)、耐磁性など、モデルごとに特化した専門機能が搭載されています。

デザインも、視認性を高めた文字盤や操作性を考慮したベゼル(時計の縁のリングパーツ)が特徴で、スポーティで力強い印象を与えます。近年ではその機能美がファッションアイテムとしても高く評価され、世界中で絶大な人気を誇ります。メンズサイズが中心ですが、ヨットマスターなどでは37mmサイズや、過去にはレディース・ボーイズサイズも展開されました。

1-2. ②クラシック ウォッチとは

「クラシック ウォッチ」は、ロレックスの伝統と普遍的なデザインを体現するエレガントなモデル群です。最先端技術と洗練された美しさを融合させ、時代や流行を超越した魅力を放ちます。

ビジネスからフォーマル、日常使いまで、あらゆる場面に対応できる実用性と品格が特徴です。特定の専門機能ではなく、日付表示(デイトジャスト)や曜日表示(デイデイト)など、日常生活で役立つ機能を搭載したモデルが中心です。

素材のバリエーションも豊富で、ステンレスからゴールド、プラチナ、コンビ(ロレゾール)まで幅広く展開し、文字盤、インデックス(時間を示す目盛り)、ブレスレットの形状も多彩で、無数の組み合わせから選べる奥深さも魅力です。メンズ・レディースともに豊富なサイズがそろい、ペアウォッチとしても人気です。

2. 【プロフェッショナル ウォッチ】ロレックスの種類と特徴

ここからは、絶大な人気を誇る「プロフェッショナル ウォッチ」の主要モデルを、その特性や系統別に詳しく解説します。

2-1. コスモグラフ デイトナ

ロレックス全モデルの中で、知名度、人気、資産価値において頂点に君臨するのが「コスモグラフ デイトナ」です。

ロレックスは1930年代からクロノグラフを製造していましたが、1963年に『コスモグラフ』の名を冠した初代モデルが登場し、これが現在のデイトナの原型となりました。ロレックス現行コレクションにおける唯一のクロノグラフ(ストップウォッチ機能)搭載モデルです。ベゼルに刻まれたタキメーター(平均時速計測用の目盛り)がルーツを象徴します。

誕生当初は手巻き式でしたが、1988年に自動巻き化されて以降、爆発的な人気を獲得しました。特に2000年の完全自社製ムーブメント搭載後は人気不動のものとなります。デザインの完成度、ステータス性、そして圧倒的な需要に対し供給が追いつかず、正規店での入手は極めて困難。「ロレックスの王様」として時計愛好家の憧れの的です。

2-2. ダイバーズ系(サブマリーナー/シードゥエラー/ディープシー)

ロレックスのスポーツモデル人気をデイトナと二分するのが、ダイバーズウォッチの系統です。

  • サブマリーナー
    1953年に誕生し、現代のダイバーズウォッチの基準を確立したモデルです。潜水時間を計測するための回転ベゼルと高い防水性を備え、その堅牢で完成されたデザインは、多くのダイバーズウォッチに影響を与えました。日付表示のないモデルと、日付表示付きの「デイト」が存在し、どちらも高い人気を誇ります。現行モデルは300m防水を備え、プロのダイバーからビジネスマンまで幅広く愛用されています。
  • シードゥエラー/ディープシー
    「シードゥエラー」は、サブマリーナーの性能をさらに高めたプロフェッショナル・ダイバーズモデルです。飽和潜水(深海での長時間潜水)に対応するため、ケース内のヘリウムガスを排出する「ヘリウムエスケープバルブ」を搭載して登場しました。現行モデルは1,220mという驚異的な防水性能を誇ります。
    さらにその上位機種として、登場したのが「ディープシー」や「ディープシー チャレンジ」です。より高い防水性能を実現するため、独自のケース構造「リングロックシステム」を採用し、圧倒的な存在感と技術力を誇る、ロレックス最強のダイバーズウォッチです。

2-3. アドベンチャー系(エクスプローラー I/エクスプローラー II)

過酷な環境に挑む冒険家・探検家のためのモデルが「エクスプローラー」です。

  • エクスプローラー I
    過酷な環境に挑む探検家のためのモデルをルーツに持つ、ロレックスでもっともシンプルかつ堅牢なモデルの一つです。その最大の特徴は、いかなる状況下でも瞬時に時刻を読み取れる高い視認性。黒文字盤に「3・6・9」のアラビア数字インデックスというデザインは、サイズこそ時代に合わせて変化してきましたが、そのスタイルは誕生からほとんど姿を変えておらず、究極の機能美として完成されています。そのシンプルさゆえに、ビジネスシーンでも愛用者が多い定番モデルです。
  • エクスプローラー II
    1971年、「エクスプローラー I」の上位機種として誕生しました。洞窟探検家など、昼夜の区別がつかない極地で活動するプロフェッショナルのため、24時間で一周する「24時間針」と「24時間目盛り入りベゼル」を搭載しました。これにより、昼夜の判別が可能で、後のモデルからは第二時間帯(GMT機能)の表示も可能になりました。日付表示も備えており、より実用性を高めたアドベンチャーウォッチとして進化を遂げています。

2-4. パイロット・アビエーション系(GMTマスター II/エアキング)

空のプロフェッショナルのために開発されたモデル群です。

  • GMTマスター II
    1950年代、国際線パイロットのために開発されたのが初代「GMTマスター」です。 その後継機であり、現在展開されている「GMTマスター II」は、短針を単独で動かせる機構を備えており、24時間針と2色刷りの回転ベゼルを組み合わせることで、最大3つの異なるタイムゾーンを同時に把握できます。赤と青のベゼル(通称ペプシ)や青と黒のベゼル(通称バットマン)など、セラミック素材による特徴的なカラーリングも人気の要因です。機能性とデザイン性を兼ね備え、世界を飛び回るビジネスマンや旅行者から絶大な支持を得ています。
  • エアキング
    1940年代に誕生した、ロレックスの中でもっとも古いペットネーム(愛称)を持つモデルの一つです。航空業界の黄金期へのオマージュとして開発されました。一時はシンプルなエントリーモデルでしたが、2016年にデザインを一新し、航空計器を彷彿とさせる文字盤を備えました。このときのモデル(旧型)は、対磁時計「ミルガウス」と同じケースやムーブメントを採用し、その高い耐磁性能が話題となりました。2022年に登場した現行モデルは、新たに「リューズガード」を装備してよりスポーティな外観へと進化しました。ムーブメントも最新世代に変更され、名実ともにプロフェッショナルウォッチの仲間入りを果たしています。

2-5. マリン系(ヨットマスター)

豪華なクルーザーやヨットセーリングなど、ラグジュアリーなマリンスポーツをコンセプトに持つモデル群です。

  • ヨットマスター
    1992年、サブマリーナーとは異なる「ラグジュアリー・スポーツ」という新たな路線で登場しました。サブマリーナーに似たデザインを持ちながら、ベゼル素材にプラチナやゴールドを使用し、ケース側面も丸みを帯びた優雅な仕上げが施されています。100m防水を備えつつ、高級感を前面に押し出したモデルです。37mm、40mm、42mmと多彩なサイズ展開も特徴で、ペアウォッチとしても人気があります。

3. 【クラシック ウォッチ】メンズ・レディースにも人気のロレックスの種類と特徴

次に、ロレックスの伝統とエレガンスを象徴する「クラシック ウォッチ」の主要モデルを解説します。メンズ・レディースともに豊富なラインナップが魅力です。

3-1. デイトジャスト

「デイトジャスト」は、ロレックスを象徴するモデルです。

「オイスターケース」(防水・防塵ケース)、「パーペチュアル」(自動巻き機構)、そして「デイトジャスト」(時計が日付変更線(0時)を超えると瞬時に日付が変わる機構)という、ロレックスの3大発明をすべて搭載した初のモデルであり、その後の腕時計のスタンダードとなりました。

最大の特徴は、その圧倒的なバリエーションの豊富さです。

ケースサイズ(28mm、31mm、36mm、41mm、素材(ステンレス、ゴールド、コンビ)、ベゼル(フルーテッド、スムース、ダイヤ入り)、文字盤の色やインデックス、ブレスレット(ジュビリー、オイスター)と、無数の組み合わせが存在します。これにより、フォーマルな一本から日常使いのカジュアルな一本まで、必ず好みに合うモデルが見つかる「ロレックスの顔」ともいえるコレクションです。

3-2. デイデイト

「デイデイト」は、ロレックスの最上級プレステージモデルです。

大きな特徴の一つが、12時位置の窓にフルスペル(例:MONDAY)で曜日を表示する機構を、腕時計で初めて搭載した点です。

そして、デイデイトをほかのモデルと明確に区別する最大の要素は、その素材にあります。「ゴールド(イエロー、ホワイト、エバーローズ)」または「プラチナ」という、貴金属素材のみでしか製造されない点です。

このモデル専用にデザインされた「プレジデントブレスレット」の装着感と相まって、そのステータス性は群を抜いています。「成功者の時計」とも呼ばれ、まさにロレックスの頂点に君臨するモデルです。

3-3. オイスター パーペチュアル

「オイスター パーペチュアル」は、ロレックスの原点であり、もっともシンプルで純粋なコレクションです。その名のとおり、ロレックスの2大発明である「オイスターケース」と「パーペチュアル(自動巻き機構)」のみを搭載し、時刻表示に特化しています。(※かつては日付付きの「デイト」も存在しましたが、現在は生産終了しており、すべてノンデイトモデルです)

デザインは極めてシンプルですが、近年はターコイズブルーやグリーン、キャンディピンクなど、多彩で鮮やかな文字盤カラーがラインナップされ、大きな話題となりました。 幅広いサイズ展開(28mm~41mm)で男女問わず人気が高く、41mmモデルは2025年に新型へとモデルチェンジを果たし、現在も同コレクションの最大サイズとしてラインナップされ続けています。

3-4. コンプリケーション系(スカイドゥエラー)

2012年に登場した「スカイドゥエラー」は、ロレックスの現行モデルの中でもっとも複雑な機構を持つコンプリケーションウォッチです。

世界を旅する旅行者やビジネスマンのために開発され、「GMT機能(第二時間帯表示)」と「年次カレンダー(アニュアルカレンダー)」という2つの複雑機構を搭載しています。

年次カレンダーは、30日の月と31日の月を自動で判別するため、日付調整が必要なのは年に一度(3月1日)だけという非常に実用的な機能です。

これらの複雑な機能を、ベゼル・リューズ・ムーブメントが連動する「リングコマンドベゼル」によって直感的に操作できる点も、ロレックスの技術力の高さを物語っています。

3-5. ドレスウォッチ系(パーペチュアル 1908)

ロレックスには、伝統的なドレスウォッチのラインも存在します。

かつては「チェリーニ」というコレクションがその役割を担っていましたが、2023年、チェリーニ・ラインを刷新する新たなドレスウォッチとして「パーペチュアル 1908」が登場しました。

「1908」は、創業者ハンス・ウイルスドルフがスイスで「Rolex」の商標を登録した年に由来します。スリムなケース、アリゲーターストラップ、そしてシースルーバック(裏蓋からムーブメントを鑑賞できる仕様)を採用しており、これはロレックスのモデルとしては珍しい仕様です。

スポーツモデルに多く採用されるケースデザインとは一線を画す、クラシックで洗練されたエレガンスを追求した、ロレックスの新たな挑戦を示すモデルです。

4. 知っておきたいそのほかの種類(廃盤モデル・文字盤)

ロレックスの魅力は現行モデルだけにとどまりません。生産が終了してもなお愛され続ける廃盤モデルや、個性を演出する多彩な文字盤が、ロレックスの世界をさらに奥深いものにしています。

4-1. 廃盤の人気モデル(ミルガウス/ヨットマスター II)

  • ミルガウス
    強い磁場にさらされる科学者等のために開発された「耐磁時計」。最大1,000ガウスの磁場に耐え、モデル名の「ミル」はフランス語の「1,000」に由来します。稲妻型の秒針やグリーンサファイアの風防などユニークなデザインが特徴でしたが、2023年に惜しまれつつ生産終了となりました。

  • ヨットマスター II
    2007年に登場した、プロのヨットレースに対応する複雑機構を搭載したモデルです。最大の特徴は、ヨットレースのスタート時刻に合わせて最大10分までセットできる「レガッタ・クロノグラフ」機能です。このカウントダウン機能はメモリーを備え、ベゼルとムーブメントが連動するロレックス独自の革新的な仕組みになっています。長らく海のプロフェッショナルに愛されましたが、2024年に生産終了となりました。

4-2. 天然素材の文字盤(シェル/メテオライト)

  • シェル
    天然の貝殻(主に真珠母貝)を薄くスライスして作られた文字盤です。光の角度によって色合いや輝きが変わり、同じ模様が二つとない一点物の魅力があります。ホワイト、ブラック、ピンクなどさまざまな色があり、特にデイトジャストなどのクラシックモデルで人気です。
  • メテオライト
    宇宙から飛来した本物の隕石を加工して作られた、極めて希少な文字盤です。隕石特有の「ウィドマンシュテッテン構造」と呼ばれる幾何学的な模様が特徴で、こちらもすべて模様が異なる一点物です。デイトナやデイデイト、GMTマスター IIなど、一部の高級モデルにのみ採用されます。

4-3. 特殊なカラー・加工の文字盤(アイスブルー/コンピューター)

  • アイスブルー
    ロレックスにおいて「アイスブルー」の文字盤は、最高級素材であるプラチナケースのモデル専用という特別な意味を持ちます。デイデイトやデイトナのプラチナモデルにのみ許された、ステータス性の高いカラーです。
  • コンピューター
    文字盤全体に「ROLEX」のロゴが敷き詰められたように加工されたデザインの通称です。コンピューターの基板のように見えることから「コンピューター文字盤」とも呼ばれ、デイトジャストなどで人気を博しました。

4-4. 宝石を使用した文字盤(パヴェ/ダイヤモンド)

  • パヴェダイヤル
    文字盤全体に隙間なくダイヤモンドが敷き詰められた、もっとも豪華な仕様の一つです。まさに宝飾品と呼ぶにふさわしい圧倒的な輝きを放ちます。
  • ダイヤモンドインデックス
    時刻を示すインデックスにダイヤモンドや、ルビー、サファイア、エメラルドなどの貴石をセットした仕様です。さりげない高級感を演出し、時計のステータスを格段に引き上げます。

4-5. そのほかのヴィンテージ文字盤(リネン/フラワー)

リユース(中古)やアンティーク市場でしか出会えない、過去に流通したユニークな文字盤も存在します。

  • リネン
    まるで麻布(リネン)のような、細かな格子状のテクスチャが施された文字盤です。光の反射が柔らかく、ヴィンテージウォッチ市場で根強い人気があります。
  • フラワー
    文字盤に花柄のモチーフがデザインされた、主にレディースのデイトジャストなどで見られたかわいらしいデザインです。

5. ロレックスの種類で迷ったときの選び方

ここまで多くの種類を見てきましたが、いざ選ぶとなると迷ってしまうかもしれません。最後に、膨大な選択肢の中から自分に合う一本を見つけるための「選び方」のヒントを3つの視点でご提案します。

5-1. 選び方①:着用シーンで選ぶ(ビジネス/カジュアル)

まずは、ご自身のライフスタイルの中で、いつその時計を着けたいかを想像してみてください。

  • ビジネス・フォーマルシーンが中心の場合
    スーツやジャケットスタイルに合わせるなら、クラシック ウォッチが最適です。特に「デイトジャスト」は、その万能性と豊富なデザインから、ビジネスシーンでの信頼性も抜群です。より格上を狙うなら「デイデイト」も選択肢に入ります。シンプルな「エクスプローラー I」を合わせるのも通な選択です。
  • 休日のカジュアルスタイルが中心の場合
    個性を発揮したいオフシーンでは、プロフェッショナル ウォッチ(スポーツモデル)が活躍します。「サブマリーナー」や「GMTマスター II」は、Tシャツやデニムといったラフなスタイルにもマッチし、格上げしてくれます。

5-2. 選び方②:機能性で選ぶ(防水/GMT/クロノグラフ)

ライフスタイルに必要な「機能」から選ぶのも賢い方法です。

  • マリンスポーツや水辺での使用が多い場合
    高い防水性が必須です。「サブマリーナー」や「シードゥエラー」なら、水ぬれを気にせず安心して使用できます。
  • 海外出張や旅行が多い場合
    第二時間帯の時刻が分かる「GMTマスター II」や「エクスプローラー II」、「スカイドゥエラー」が非常に便利です。
  • 車やバイクが好きで、時間計測をしたい場合
    ストップウォッチ機能を持つ「デイトナ」が最適です。

5-3. 選び方③:デザインやサイズ感で選ぶ

ロレックスは長く愛用するパートナーです。最終的には、スペックや理屈抜きに「これが好き」と思える直感を大切にしてください。

  • 素材や色で選ぶ
    実用的なステンレス、高級感のあるゴールド、両方のよさを持つコンビ(ロレゾール)など、素材で印象は大きく変わります。また、文字盤の色(定番の黒・白、人気の青・緑、希少なアイスブルーなど)も、個性を表現する重要な要素です。
  • サイズ(着用感)で選ぶ
    ロレックスはメンズ・レディースともに豊富なサイズを展開しています。同じモデルでも、36mm、40mm、41mmといった数ミリの違いで、腕に乗せたときの印象(着用感)は劇的に変わります。気になるモデルが見つかったら、まずは試着してみることを強くおすすめします。

また、新品にこだわらず、生産終了した廃盤モデルやヴィンテージ品をリユース(中古)市場で探すのも一つの賢い選択です。廃盤モデルは、新品では手に入らない独特のデザインや希少価値があり、専門の買取・販売店では状態のよい個体が見つかることもあります。

さらに、ロレックスを長く愛用するには定期的なメンテナンス(オーバーホール)が欠かせません。「ジュエリーアリア」のような時計修理の専門知識を持つ店舗では、購入後の修理やリペアの相談も可能です。

まとめ

今回は、ロレックスの膨大な種類について、プロフェッショナル(スポーツ)とクラシックの2大カテゴリーを軸に現行モデルから廃盤モデル、多彩な文字盤に至るまで網羅的に解説しました。

ロレックスには、過酷な環境下での使用を想定した高機能モデルから日常を彩るエレガントなドレスウォッチまで、実に多様なモデルが存在します。それぞれのモデルが持つ歴史的背景や機能性を知ることで、単なるステータスシンボルとしてだけではないロレックスの奥深い魅力をご理解いただけたのではないでしょうか。

これだけ多くの種類があるからこそ、自分のライフスタイルや価値観にぴったりと合う一本を見つける喜びがあります。メンズ・レディースともに選択肢が多い点もロレックスの魅力です。この記事で得た知識をもとに、ぜひあなたにとっての「最高のパートナー」となるロレックスを探してみてください。

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